どうも、日本一周達成した旅人・ひだりゅー(@dakahi3776)です。
この度は、同じく日本一周を達成し同じバイク乗りであった「引きこもりライダー」さんが、旅先の北海道金山ダムで投身自殺されました。
彼の生活を追ってみると個人的に共感できる部分が多かったので、当記事を書くことに決めました。
では、どうぞ!
元YouTuber?雑誌掲載?引きこもりライダーさんとは?
愛車の隼&クロスカブに跨り、日本全国神出鬼没!
バイクに乗らない時は引きこもりをエンジョイ!
そう、彼の真の名は【引きこもりライダー】
出典:Facebook
Facebook、Twitterのコメントでは、鹿児島県出身であり、年齢は38歳だそうです。
2017年に「引篭Rチャンネル」を立ち上げ、計29本の動画をアップ。
・・・が、視聴回数は最高でも700止まり、チャンネル登録者数も100人ほどで、金銭面的な意味では残念ながら失敗と終わってしまいました。
他にも引きこもりから脱しようと、メルマガや仮想通貨を頑張っていたそうですが、こちらも思わしくない結果だったそうです。
逆にFacebook、Twitterではフォロワーが多く、Facebookでは「いいね」が安定して300以上、記事によっては600以上付いています。(うらやましい)
また、2018年04月24日発売「単車倶楽部 2018年Vol.5」には、クロスカブでの日本横断の記事が掲載されていました。
その時の記事がこちら↓
どうやら、彼は引きこもりではあるもののアクティブかつ社交的な人物だったと推測できますね。
楽しげな最期の旅路、そして投身自殺。
今年の5月24日、引きこもりライダーさんは、おそらく死ぬための日本一周旅行を決行しました。
12日後、6月5日に北海道函館へ到着。
僕が福岡を出発してから北海道入りしたのが、48日後のことだったので中々のハイペースです。
もしかしたら、最初から死に場所は北海道に決めていたのかもしれません。
「人生最期だからめいいっぱい楽しんでやろう!」
その意志の表れなのでしょう。
Twitter、Facebookにアップされる旅のレポートは、どれも道中に起こる出来事を心から楽しんでいるものばかりでした。
そして、北海道滞在開始から約4ヶ月が経過した9月27日。
彼は北海道の南富良野町にある金山ダムから飛び降りました。
メッセージの最後の「007981」は、6月5日の旅スタートからの走行距離でしょう。
余談ですが、南富良野町は映画「ぽっぽ屋」のロケ地として知られる場所です。
隣接する自治体は、ラベンダーで有名な「富良野市」や雲海テラスで知られる「占冠村」が挙げられます。
金山ダム(かなやま湖)の位置↓
終わりに個人的な意見を
自殺することの宗教的・道徳的良し悪しは一旦置いておき、引きこもりライダーさんは人生の最期にとても良い旅が出来たのではないかと思います。
もちろん、彼が自殺することで悲しむ人や事後処理で迷惑する人がいることも事実です。
・・・ですが、旅好きにとっては、ある意味最高の死に方だったと思わずにはいられません。
元々は日本一周旅行だったことを考えると、実は最初から死ぬつもりじゃなかったのかもしれません。
よく旅は人生観を変えると言いますが、それは必ずしもポジティブ的な事象・心象だけでは無いのです。
北海道の悠久の大地に滞在中、「この夢のような旅が終わって、あの現実に帰るくらいなら・・・」と感じ取った可能性も否定出来ません。
それならば、気持ちはよくわかります。痛いほどに。
なんにせよ、ここに一人の旅好きが逝った事実はとても悲しいことです。
引きこもりライダーさんのご冥福をお祈りします。
願わくば、天国でも隼で良い旅が出来ますように・・・
by.ひだりゅー
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