皆様、こんばんは
どうも、ひだりゅーでございます。
今日は桃の節句「ひな祭り」であります。
毎年やっているこの行事ですが、実は世間ではあまり知られていない豆知識もチラホラ。
なので、今回はそんな「雛祭り」についてのトリビアを中心に書いていきます。
ひな祭りに関する七つの豆知識
1)ひな祭りの始まり
時は遡って平安時代。
紙で作った人形に自分の穢れを移し、川に人形を流すことで厄を流す「流し雛」。
この流し雛に貴族の遊び「ひいな遊び」なる人形を使ったままごとが混じり合い「ひな祭り」の原型となります。
つまりひな祭りとは、お祓いと遊びが同時に出来るお手軽イベントなのです。
最初は男雛と女雛のワンペアしか無く、現代の豪華絢爛な雛祭りの形式になったのは江戸時代だそうです。
余談ではありますが、雛人形と呪いの藁人形は縁戚の関係にあります。
一緒にどうぞ↓
2)お雛様は左?それとも右?
現代の主流は、
男雛→向かって右
女雛→向かって左。
となっています。
これは結婚披露宴での男女の座り方と同じなんですって。
実は、元々は反対に飾っていたのだとか。ややこしい。
今でも京都などでは昔ながらの並びで飾られているそうです。
3)ひな人形を飾る時期
具体的に決まっているわけではないみたいですが、
立春(2月4日ごろ)から二十四節気の「雨水」(2月19日)までに飾り始め、
3月4日に片付けるのが一般的。
特に雛人形を片付けるのが遅いと女の子の婚期も遅れるという言い伝えもあるので、雛祭りが終われば早めに片付けちゃいましょう。
4)お婆ちゃんの為の雛祭りが存在する?
昔は秋の五節句「重陽の節句」(9月9日)にも雛人形を飾る習慣がありました。
こちらは、長寿と健康祈願の意味合いが強く、年配の女性たちがひな人形を飾っていたんですって。
少女時代からの雛人形がお婆ちゃんになっても守ってくれる・・・
ロマンティックなお話ですね。
5)ひな祭りから見て取れる、昔のロリコン風習
愛知県知多郡では、15歳までしかひな祭りをやらない習慣が残っています。
なぜ15歳以下限定なのかというと、これは昔の風習が関係してきます。
江戸時代、結婚と出産を願うひな祭りは、適齢期を過ぎるとやらなくなりました。
15歳以下なのは、その時の名残だそうです。
つまり、当時は16歳は嫁き遅れだったということになります。
21世紀のロリコン達は、生まれる時代を間違えちゃった人なんですね(納得)
6)危険な三角関係!?お内裏様とお雛様
有名な童謡サトウハチロー作詞の「うれしいひなまつり」。
この曲の二番の歌詞にある
「お内裏様とお雛様 ふたりならんですまし顔」
のお内裏様って誰かご存じでしょうか?
おそらく多くの人は男雛を連想するでしょう。
実はこのお内裏様は男雛と女雛をあわせた総称なんです。
なのでこの歌詞通りだと
お内裏様(♂1♀1)とお雛様(♀1)、つまり童謡なのに子どもには見せられない男1人の女2人のドロドロの三角関係となってしまうのです。
おぉ、こわいこわい。
7)メキシコで大ヒットした「うれしいひなまつり」
ひな祭り自体は日本独自の風習でありますが、「うれしいひなまつり」は実はグローバルな存在だったのをご存じでしょうか?
というのも、アメリカやメキシコの人に「うれしいひな祭り」のメロディーを聞かせると
「昔ヒットしたメキシコの歌だね!」
と答える人が多いそうです。
メキシコでは、ポンチョを着せたサボテンとタコスでも飾るひな祭り的な風習があるのでしょうか?もちろん違います。
実はこの曲、1960年代にメキシコの音楽グループ、ロス・パンチョスが「悲しきみなしご」という曲のタイトルでカバーしていたんです。
下のリンクがその曲になります。
聞いてみると確かにメロディーはそのまま「うれしいひなまつり」ですね。
残念なことに日本童謡のカバーとの表記がなされないまま発表された為、いまだにこのメロディーを「メキシコの曲だ」と思っている人も多いんだとか。
終わりに
いかかでしたでしょうか?
今回、ひな祭りにまつわる事を調べていて一番驚いたのは、
「お内裏様とお雛様」が実は三角関係だったことですね。
なんか小さい頃の夢をぶっ壊された感もありますが、もういい大人なので気にしない事にします。
ではでは、皆様も良いひな祭りライフをヽ(*´∀`)ノ
by.ひだりゅー
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