紹介

夏目漱石の夢十夜がモチーフの映画『ユメ十夜』の第六夜が草生えるw

どうも、覚えている中で最古の夢母方の祖母と僕の実父がボーリング場で刃物で殺し合うという意味不明なくらい悲惨なひだりゅーでございます。

さて、今回の話は夢にちなんで僕の大好きな小説でもある夏目漱石執筆の「夢十夜」、そしてそれをモチーフにして作られた映画「ユメ十夜」について書いていきたいかと思います。

ではでは、どうぞ・・・

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夢十夜とはなんぞや?

『夢十夜』は、1908年(明治41年)7月25日から8月5日まで『朝日新聞』で連載された夏目漱石の小説であります。

アプリ「青空文庫ビュー」では10編すべて読み切るまでの時間が約49分。

一夜辺り5分で読める計算になるので、忙しい現代人にもオススメできる作品となっています。

それぞれ独立した10作の短編でそのうち半分が「こんな夢を見た。」という書き出しで始まります。

内容は現在(明治)を始め、神代・鎌倉・江戸などが舞台となった夢の世界を書き連ねた詩的かつ幻想的なモノとなっており、中には社会や哲学に対するメタファーを感じさせる様な内容のものも。

第六夜について

本題に移る前に、夏目漱石 夢十夜の第六夜を読んで頂きたい。

・・・が、読むの面倒くさいって方がいれば、僕が書き起こした以下のあらすじだけでも目を通してください。


 

舞台は明治時代。

・・・のハズなのだが、何故か700年近く前に死んだとされる鎌倉時代の運慶が護国寺の山門で仁王を刻んでいるではないか。

主人公(夏目漱石?)は、運慶が適当に彫っている様に見えるのに何故か立派な仁王像が出来上がっていくことに疑問を抱く。

そんな時、隣の男が言った「運慶は眉や鼻をノミで作っているのではない。木の中に埋まっている仁王を掘り出しているだけだ」の発言に「なら、自分にだって仁王像が彫れるのではないのか?」と思い、家に帰ってチャレンジしてみることに。

が、何度やっても仁王像を掘り出すことは叶わなかった。

そして、この物語は下の印象的な一文で幕を下ろすこととなる。

 

それで運慶が今日まで生きている理由もほぼ解った。

 

ユメ十夜って?

ユメ十夜出典:ユメ十夜 - 作品 - Yahoo!映画

「ユメ十夜」とは、夏目漱石の小説「夢十夜」を原作とする、11人の監督(うち一組は共同監督)による2007年に放映されたオムニバス作品。

「第六夜」は松尾スズキ監督、阿部サダヲ主演で、シリーズ内でも異色中の異色なモノとなっています。

では、実際に見てみましょう↓

「運慶ってヤシがどんな厨房か詳細キボンヌとばかりに・・・見に来たもんさ」

「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

 

「彫ってねえじゃねぇか(小並感)」

 

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個人的にここぞとばかしに2chスラングを入れまくるのは正直うすら寒い演出ですが、それ以外は概ねコミカルで現代人にも受け入れやすい作品となっているかと思います。

また、ストーリーの基本的な部分は変えられていませんので、(おそらく)夏目漱石がこの作品に残したメッセージもこの映画から受け取ることが可能となっています。

つまり、運慶が今日まで生きている理由ってことです。

なんで運慶が今日まで生きているの?

ここから書くことは、あくまでも個人的な解釈ですので、ご了承ください。

では、なぜ運慶は今日(明治時代)に生きていたのか?

それは、本当に運慶本人が生きていたのではなく、彼が遺したモノが生きていたという意味と捉えられます。

つまりは、東大寺の金剛力士立像や円成寺の大日如来坐像などの名作。

または彼の偉業や築き上げた地位、そして平成の現代まで響き渡るその名前・・・

明治に生きる漱石が真似出来ないその技術力や感性に触発されたからこそ、彼は第六夜を「それで運慶が今日まで生きている理由もほぼ解った。」と意味深な文章で締めくくったのであります。

終わりに

そんなこんなで、僕の「夢十夜」の解釈、及びとんでも映像作品「ユメ十夜」の紹介を終わりたいかと思います。

原作「夢十夜」はサクッと読めて、どれも神秘的で面白いので、皆さんも青空文庫などでぜひ読んでもらいたいです。

特に死ぬ間際の女に「百年待っていてくれ」と頼まれて実際に100年待った詩的な雰囲気を持つ第一夜と、どこに進むかわからない大きな船から暗い海に身投げしたものの落下しながら後悔に苦しむ第七夜は個人的にもオススメとなっています。

ではでは、また・・・

by.ひだりゅー

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