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「クジラ死骸上でガッツポーズ」写真コン最優秀賞は環境破壊を訴える名作なのでは?

投稿日:2016年3月16日 更新日:

皆様、おはようございます。

ひだりゅーでございます。

さて、Twitterを見ていたらこんな記事を見つけたので紹介したいかと思います。

クジラ死骸上でガッツポーズ 写真コン最優秀作品に批判:朝日新聞デジタル

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簡単に解説すると上の写真は北海道立流氷科学センターにて写真コンテスト「第二十五回 オホーツクの四季」にて最優秀賞を受賞した『征服』という作品であります。

コンテストの審査結果が発表されるやいなや、Facebook上には多数の批判が寄せられ、最終的には

オホーツク流氷センターの謝罪文

上記の謝罪文が公式に発表され、『征服』は最優秀賞取り下げとなりました。

 

 

さて、この写真に対し私は最初嫌悪感を催しました。

が、それ以上にこの写真に対する非難の声の方がどこか違和感を感じずにいられません。

そして、よくよく考えてみると以下の二つの結論が出ました。

 

1)この写真は非難されるものではない。むしろ、環境破壊を皮肉った良い作品である。

2)この作品が最優秀賞作品に選ばれるのは個人的に納得できない。

 

では、なぜ私がそう思ったのかを書いていきたいと思います。

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この作品が良いと思った理由

生命の冒涜に対する個人的考え

まず、この作品に対する批判は青年がクジラの死骸の上でガッツポーズをすることによる

「生命に対する冒涜である」

が挙げられます。

が、私はまずここに違和感を感じました。

例えば、松方弘樹がギネスクラスの超大物のマグロを釣り上げて満面の笑みでガッツポーズをしたとしましょう。

皆さんはこれを生命の冒涜だと思いますか?

 

また、もしこの写真が生きている鯨を殺害して撮影されたものであるのならば、これは紛うことなき生命の冒涜だと私は思います。

例えるならばジョン・レノンも大絶賛した、劇中でウサギを殺しまくりのカルト映画「エル・トポ」みたいに・・・

が、説明を見る限りでは、これは死亡した鯨に乗ったものであります。

もうそこには魂の宿っていない大きな肉塊でしかないのです。

スーパーの豚肉とどこが違うのでしょうか?

 

見方を変えて宗教的な観点で言えば、確かに生命を冒涜しているかと思います。

ただ極論かもしれませんが、死んだ鯨に乗ることよりも食事を残して廃棄処分にすることの方がよっぽど生命を冒涜していると思います。

イエス・キリストの

「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」

の言葉通りならば、これを批判できるのは人生で一回も食事を捨てなかった人だけとなります。

以上が「生命の冒涜」に対する僕の考えです。

『征服』のタイトル

続いては、この作品が良いと思った理由を挙げます。

まず、上でも述べたように私はこの作品を見て、最初嫌悪感を抱きました。

なぜだろうと考えた結果、この作品が伝えているある一つの事実が浮かび上がりました。

撮影者が意図的に考えたものかはわかりませんが、この作品はいま地球上で起こっていることをありのままに写しているのです。

それはタイトルにもあるように、人間が海の生命の生殺与奪の権利を『征服』しているという事実であります。

その認めがたい事実を目の前にさらけ出されたことに対し、私は嫌悪感を抱いたのでした。

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同時に愛と慈悲に満ちた美しい理想的な人間像とかけ離れたそのおぞましい現実的な野獣の姿に恐怖したのです。

事実、2015年6月23日、国際自然保護連合は22,784種が絶滅の危機にあることを報告しました。

また、生態系の破壊により約 2000万種の生物のうち、毎年5万~15万種(毎日 100~300種)の生物が今も絶滅し続けているとのデータもあります。

まさに生物の死骸に乗ってガッツポーズする姿は、今の我々を象徴しているのでは無いでしょうか?

このとても悲しい事実を視覚的に現代人へ伝えているいう意味で、私はこの作品を評価したいです。

最優秀賞に対する個人的意見

さて、二つ目の「この作品が最優秀賞に選ばれるのは個人的に納得できない」について書いていきます。

これは割と単純な理由で、まず個人的にこの写真の構図があまり好きではないからです。

次に「四季」というテーマに沿って考えれば、少し季節感が足りないと感じたからです。

第25回「オホーツクの四季」写真コンテスト 審査結果

この中だと、谷 謙三氏の作品が一番好きですね。

雪化粧された逞しい大地と葉を枯らした大木、そして優しい青空。

「ザ・冬景色」ってところが堪りません!

まあ、あくまでもこれはカメラ素人の個人的な嗜好なので、審査員の方を全く避難しているつもりはありません。

ただの私の感想であります。

終わりに

以上がこの騒動に関する私の意見であります。

再度、要約すれば

1)この写真は非難されるものではない。むしろ、環境破壊を皮肉った良い作品である。

2)この作品が最優秀賞作品に選ばれるのは個人的に納得できない。

の2つとなります。

特に前者はマイノリティな意見なのでしょうが、目を背けてそれで終わりってことにしたくなかったので、今回私なりにこの作品から感じたことを記事を起こしてみました。

最後に一言。

地球上の生物に幸あれ・・・

by.ひだりゅー

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